第19回札幌QRPミーティング報告


JA8IRQ 福島 誠


 札幌では年に4回、自作とQRPの愛好家が札幌に集まって札幌QRPミーティングとして無線の話をしております。
 2008年10月に第1回をやって、第19回目となる6月9日には12名が札幌市中央区民センターに集まりました。

 今回のミーティングで出た話題を簡単に報告します。


1)JA8IRQは、JH8LDWさん提供のキットを組み立てたLCメーターを披露しました。
 オリジナルはオーストラリアのハムが設計したものだそうです。 (Digital LC Meter Version 2)

 サイテックでも同じ設計による基板を頒布しています。
 わりと簡単に作れますが、精度は基準用のキャパシタとインダクタで決まります。最近は安い市販品のLCメータも出ていますが、自作品で手巻きのコイルのインダクタンスを測定できるのはやはりうれしいです。



2)JA8DES さんは6SJ6-6V6の業務用水晶発振器のジャンクを持参。これを2球送信機に改造できないか?と検討中とのこと。


3)JA8AVCさんは、QRPレベルメータ兼周波数カウンターについて説明






4)JA8DIQさんは、運用中の8J8VLPのリポートや7月の全国集会の案内を。

5)JA8JPOさん、は136KHz帯の水晶発振器およびFETアンプについて

6)JH8BWHさんは、3.5MHzターボアンテナの実験および先輩の自作ディップメータの復元について



7)JA8AUWさんは、TA7358をつかったSSB復調器(受信機の復調部分以降)の発表。ケース加工が素晴らしいです。




8)JA8JDQさんはデジタルモード・JT65を使った交信について(会場でもワッチ中)

9)JH8BTSさんは136KHzの顛末、および5.7Gテレビ送信機(CCRさん提供)

10)JA8CCRさんは、アイテンドウのユニットを使った5.7GHz帯テレビの送受信機とBSコンバータ利用の簡易マルチコンバータ



11)JH8MRHさんは、5.7GHzテレビの送受信機(CCRさんと同様)と、アルミのジンギスカン鍋を利用したパラボラアンテナ。放射部分もアルミ缶利用です。みんな興味シンシンでした。

12)JA8GAHさんも、5.7GHz帯のテレビ送受信機

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今回はCCRさんが中心になって、5.7GHz帯のテレビ送受信機の実験を広めてくださったようです。波長6センチの世界ですね。

今や市販品を組み合わせることで簡単にGHzの電波で遊べるようになった ことに驚きました。
次回は8月4日、フィールドデーで移動運用を行う予定です。